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リエッタ中山が誕生するまで③「宿泊特化型ホテルと沖縄旅行(観光)の平準化にについて」note/安里博樹より

ホテル計画がスタートして約2年半後、2018年10月15日(月) コンドミニアムホテル 名護リゾート リエッタ中山がオープンしました。

お部屋のタイプは、2タイプ。

1名から10名まで泊まることができるお部屋(84㎡) 2つのベットルーム(2名×2room)、キッチン、洗濯機・ガス乾燥機、トイレ2箇所、お風呂(2箇所:バスルーム・シャワー室) 1名から8名まで泊まることができるお部屋(63㎡) 1つのベットルーム(2名×1room)、キッチン、洗濯機・ガス乾燥機、トイレ2箇所、お風呂(2箇所:バスルーム・シャワー室)


お部屋のコンセプトは、前回「リエッタ中山が誕生するまで②」の通り お客様からたくさん頂いたご意見、 「家族一緒に泊まりたい」と「一人当たりの料金体系なので高い」などなどから、解決する為の最大公約数となるお部屋になるよう決定されました。

特に、料金体系は、一室単価としました。

つまり、お部屋の料金を人数で割ることができる。 家族やグループで来るとお安くなります。 もちろん、この広さを2名で利用してもお得ですね。

さて、おかげさまで初めての一年目は、 稼働も順調に伸び、良いスタートとなりました。

その中でも、特に驚いたのは、2月の「スポーツ合宿」。 連泊でたくさんの競技の方々にご利用いただきました。

ちなみに、名護市では毎年スポーツ合宿はありましたが、 当時の最長日数は10日ほどでした。 それがリエッタ中山では、最長32日に渡る合宿もありました。

つまり、一室単価により人数割で安くなったので、その分の日数が伸びたのです。


それにより、多くの効果が生まれました。

①スポーツ交流・・・プロやアマ選手との地域の子供達との交流。           技術の向上・次世代選手の育成とスポーツ振興。 ②食育やサポート体制の勉強会・・・プロのトレーナーによる勉強会。               食育や身体ケアーなどの勉強会などが行われる。 ③飲食や観光などへの波及効果・・・休日は観光へ出かけます。またリエッタ中山には飲食施設はない為、近隣のスーパーや飲食店への波及効果がある。 ④持続可能である事・・・上記の通り、スポーツ合宿は、市町村とのつながりが強くなる為、持続効果が期待され、名護市のファンづくりにもつながる。

早速、名護市の渡具知市長へスポーツ振興の件をお話ししたところ、

2020年野球場完成に続き、 2021年度、ラグビーやサッカー場の建設がスタートしました。

さて、リエッタ中山は、「宿泊特化型」ホテルです。

施設内には、レストランはございません。 沖縄フルーツランドを始め地域の食材や飲食店をご利用いただきております。

つまり、「宿泊特化型」ホテルは、地域と共に発展するという事です。

ホテルと地域との共存ができれば、 近隣の街や歴史文化など全てが、重要な観光の資源となります。

海だけのシーズンではない「通年を通しての観光」につながっていきます。



トップシーズンの平準化が進めば 旅行費用の変動幅の低減 混雑などの観光問題の解決につながり 沖縄観光が新しいスタイルへと進化し、もっと身近になるはずです。


ちなみに、名護市は、スポーツ合宿支援助成金の制度がございます。 一人一泊1,000円(上限:100,000円) とても良い制度なので、ぜひ皆様ご活用下さい。 (詳細は下記 より)

さて、次回は、 ファミリービジネスの沖縄フルーツランドが、ホテルを運営するまでのお話です。 実は、ホテル計画に関しては、3世代に渡るものでした。 次回をお楽しみに。



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